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日本生物工学会 第1回 生物工学若手賞
生命環境系 高橋 将人

教職員等

高橋 将人 博士研究員(生命環境系)が、第1回 生物工学若手賞(公益社団法人 日本生物工学会)を受賞しました(受賞課題:ガス環境に着目したラボスケールの液内振盪培養法の深化と新展開)。1017日、授賞式が創立100周年記念 第74回日本生物工学会大会(千里ライフサイエンスセンター)で開催されました。

本賞は、生物工学分野で活躍する若手研究者のキャリアアップおよび女性研究者の活躍を支援するとともに、研究の発展を奨励することを目的に、日本生物工学会創立100周年に新設されました。

受賞者は、微生物の振盪フラスコ培養中のサンプリング操作に含まれる培養栓の開封により、培養微生物群集構造が変化するという新奇な現象を発見しました。新奇現象を解析するために、振盪を中断せずに気相部や培養液の酸素濃度、炭酸ガス濃度をモニタリングし、かつ、サンプリングも可能な装置を独自に開発し、新たな知見を見いだしました。また、気相部に着目した様々なフラスコ条件について詳細な解析を行い、振盪培養中のフラスコ気相部のガス濃度を一定にすることによる微生物培養の制御方法を考案しました。

高橋博士研究員は生物化学工学分野の新進気鋭の若手研究者として高く評価され、本賞を受賞しました。