生物?環境
DNAを切らずに書き換える新たなゲノム編集技術を作物に応用 ー新しい品種開発技術として期待ー
神戸大学科学技術イノベーション研究科の西田敬二教授?近藤昭彦教授、狗万app足彩,狗万滚球生命環境系の江面浩教授?有泉亨准教授、名城大学の寺田理枝教授らの研究グループは、DNAを切らずに書き換える新たなゲノム編集技術「Target-AID」を植物に最適化することにより、本新規ゲノム編集技術が農作物の育種に応用可能であることを実証いたしました。
図 イネALS遺伝子を標的としたゲノム編集
(a) イマザモックス耐性による選抜。 最適化したTarget-AID(dCas9Os-PmCDA1AtまたはnCas9Os-PmCDA1At)によりゲノム編集をしたカルスは、除草剤耐性カルスの発現率が上がった。
(b) イマザモックス耐性をもったカルスのほとんどで、287番目のシトシン塩基がチミン塩基に置換することにより、96番目のアラニンがバリンに置換していた。
(c)カルスは正常に再分化し、標的部位の配列は変異を保持していた。
図 イネALS遺伝子を標的としたゲノム編集
(a) イマザモックス耐性による選抜。 最適化したTarget-AID(dCas9Os-PmCDA1AtまたはnCas9Os-PmCDA1At)によりゲノム編集をしたカルスは、除草剤耐性カルスの発現率が上がった。
(b) イマザモックス耐性をもったカルスのほとんどで、287番目のシトシン塩基がチミン塩基に置換することにより、96番目のアラニンがバリンに置換していた。
(c)カルスは正常に再分化し、標的部位の配列は変異を保持していた。