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クロール泳中のスイマーに働く抵抗に関する新たな知見 ―独自開発した抵抗測定方法により、速く泳ぐための鍵にせまる―

狗万app足彩,狗万滚球体育系 高木英樹教授、成田健造(大学院生)、国立大学法人東京工業大学工学院 システム制御系の中島求教授らの研究グループは、狗万app足彩,狗万滚球の実験用回流水槽を用いて、泳法を限定することなく、任意の速度で泳いでいる泳者に作用する抵抗力を推定する方法を開発し、新たな切り口でクロール泳の抵抗問題の解明に取り組みました。

その結果、クロール泳のキック動作は低速域(1.1m/s)では推進力として貢献していましたが、1.3m/sを超えるあたりから抵抗となる可能性が明らかとなりました。以上のことから、速く泳ぐためには上肢のストローク頻度を増加させる必要がありますが、上肢と下肢の動作は連動しているので、必然的に下肢のキック動作の頻度も増加せざるを得ず、抵抗要素の増大につながることが予想されます。この抵抗増加をいかにして抑えられるかが、速く泳ぐための鍵となることが示唆されます。



図 上肢と下肢の両方を使ったクロール(Whole stroke:上図)と上肢のみを使ったクロール(Arms-only stroke:下図)の試技中の写真

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