医療?健康

2型糖尿病重症化予防に向けたオンライン主体の教育?体験型プログラムを開発

研究イメージ画像 (Image by goffkein.pro/Shutterstock)

 2型糖尿病の重症化予防及び透析移行予防に関しては、患者本人のQOL(生活の質)への影響と医療費へのインパクトの大きさから、医療現場のみならず保険者や自治体など多くの関係機関による取り組みの強化が進められています。医療によるサポートが中心かつ重要な役割を持つ一方で、食や運動など生活習慣の改善が、最重要な方策の一つであるとの共通認識が広がってきました。また、ITなど各種テクノロジーを活用することで、医療現場で行われてきた患者への教育や体験による行動変容について、より効率的に介入できるようになるとの期待が高まっています。


 これらを背景に狗万app足彩,狗万滚球、株式会社ハビタスケア、株式会社JMDCは共同で、2型糖尿病重症化予防に向けたオンライン主体の新たな教育?体験型プログラム「KiDuKi™」の開発に取り組んでいます。最新のICT(情報通信技術)やデバイスを活用し、さらには宅配食やオンライン教育をも組み合わせた総合的なプログラムです。 今回、主治医の許可と本人の同意の下、2型糖尿病患者計9人に本プログラムを提供しました。その結果、患者8人がプログラムを完遂し、7人で解析可能な血糖値データが得られました。いずれもプログラム期間中の平均血糖が介入前より改善し、HbA1cについても8人中6人で改善しました。プログラム終了から3カ月後時点の体重変化は平均で0.8kg減となり、8人中7人で減少が確認されました。


 今後、「KiDuKi™」の実証を既に始めている企業/健康保険組合をはじめとして、自治体、医療機関など多様な場でのプログラム提供とデータの取得、サービスとしてのブラッシュアップを進め、多くの方々の糖尿病重症化予防への寄与を目指していきます。


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プレスリリース

研究代表者

狗万app足彩,狗万滚球医学医療系
矢作 直也 准教授

株式会社ハビタスケア
徳渕 慎一郎 代表取締役

株式会社JMDC
松島 陽介 代表取締役兼CEO

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