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鉄道網の性能をアクセシビリティで評価?世界40都市を比較分析?
(Image by VideoFlow/Shutterstock)
鈴木 勉 教授
嚴 先鏞 助教
都市拡大に伴う自動車への依存、交通渋滞、大気汚染などの問題を解決する手段として、公共交通を中心とした都市開発が注目されています。自動車利用者の公共交通機関への移行を促すためには、魅力的でアクセシビリティの良い公共交通網の構築が必要です。多くの都市で公共交通の基幹となっている鉄道は、自動車に比べて高速移動が可能ですが、目的地へは迂回を要することもあります。従って、鉄道網の性能を測定する際には、人口や施設の分布を考慮して、鉄道がどの程度、移動時間の短縮に貢献しているかを評価することが重要です。
本研究では、交通手段による移動速度の違いを考慮しながら、鉄道の移動時間短縮への貢献度を評価するための鉄道ネットワーク性能指数(Railway network performance index、RPI)を開発し、オープンデータを活用して世界40都市の比較分析を行いました。その結果、①欧米および日本の都市ではRPIが高い一方、発展途上国の都市では鉄道インフラが不足しており、相対的にRPIが低いこと、②鉄道延長や駅の密度はRPIと正の関係にあるが、インフラ整備レベルが同じ都市でもRPIに差があり、人口分布と施設分布を効率的に結ぶ鉄道システムが重要であること、を明らかにしました。
本研究成果は、鉄道網の改善政策や鉄道網と連携した都市開発の立地決定における基礎情報として活用することが可能です。特に、今後、公共交通網の建設が行われる発展途上国において、複数の計画案を定量的に比較し、効率的な公共交通網の設計に貢献できると期待されます。
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プレスリリース研究代表者
狗万app足彩,狗万滚球システム情報系鈴木 勉 教授
嚴 先鏞 助教
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