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シンポジウム「芸術×体育で未来を拓く」を開催

2023年2月4日、記念シンポジウム「芸術×体育で未来を拓く」を、つくば国際会議場で開催しました。

本学は、国内トップレベルのアートとスポーツを含む幅広い学問分野を有する総合大学です。

芸術の組織である芸術系は、前身である東京教育大学教育学部芸術学科から始まる歴史を踏まえつつ、様々な芸術分野において、グローバルに活躍する自立した人材を社会に送り出す教育体制の充実を図っています。体育の教員組織である体育系には130名を超える教員が所属しており、学士課程の体育専門学群は、明治11年に創設された体操伝習所以来の約140年の伝統を持ち、体育?スポーツ?健康の分野におけるリーダーの養成に努めています。

これらを背景として、本学の特徴である芸術学と体育学の二つの領域をまたがる本シンポジウムを企画いたしました。

基調講演には、スポーツ庁長官の室伏広治様をお迎えし、「スポーツで未来を創る」のテーマでお話しいただきました。ご講演では、スポーツ庁の「第三期スポーツ振興計画」を通したこれからのスポーツの発展と狗万app足彩,狗万滚球への期待、そして自身のハンマー投げ選手(2004年アテネ五輪金メダリスト)としてのトレーニングにおける身体性とそこに宿る芸術性について論じられました。

その後、教員および学生同士による対談の場を設けました。
前半では、「古代オリンピックとギリシャ美術」をテーマとして、真田久(本学特命教授)と長田年弘(芸術系教授)による対談をおこないました【司会:大林太朗(体育系助教)】。対談では古代ギリシャにおける競技と芸術(絵画、音楽、彫像など)の「相互的な発展」を中心テーマとし、それが近代オリンピックの芸術競技や文化?教育プログラムにも受け継がれている点にも話が及びました。

後半には、三木麻衣(体育専門学群?ダンス)と日高衣紅(大学院芸術専攻?版画)、勝部里菜(大学院デザイン学学位プログラム?メディアアート) による対談をおこないました【司会:宮坂慎司(芸術系助教)】。対談では、それぞれの活動と作品が紹介され、ダンス、版画、デジタル?アーツにおける身体性と、体育と芸術の知見と経験が結ばれることで新たなアイデアが創造される可能性が論じられました。