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シンポジウム「大学におけるオープンサイエンス」を開催



11月21日,総合研究棟A110室において,図書館情報メディア系,図書館情報メディア研究科及び知的コミュニティ基盤研究センター主催によるシンポジウム「大学におけるオープンサイエンス」を開催しました。

科学論文やその根拠となる研究データなどを公開し共有化することを通じて,新たな知識や価値を生み出していこうとするオープンサイエンスが注目を集めているなか,大学においてどう推進していけばよいか,学外の有識者をお招きして検討?意見交換する機会を設けました。

開会に先立ち,木越英夫副学長(研究担当)から,本学のオープンサイエンスへの取組状況や講演への期待の言葉が述べられたあと,引原隆士京都大学図書館機構長による基調講演が行われました。講演では,学術情報のオープン化に関する時代の変遷や全国の大学に先駆けて策定した京都大学オープンアクセス方針に基づく戦略など,様々なアプローチからのオープンサイエンスへの取組についての説明が行われました。

そしてその後,パネル討論として,4人のパネリスト(林和弘文部科学省科学技術?学術政策研究所科学技術予測センター上席研究官,伊藤聡物質?材料研究機構統合型材料開発?情報基盤部門材料データプラットフォームセンター長,宮入暢子ORCID,Asia Pacific Regional Director,逸村裕図書館情報メディア系教授)から,それぞれの立場から考えるオープンサイエンスについてのプレゼンテーションが行われた後,パネリスト間での討論,さらには,パネリストと会場の参加者との熱のこもった意見交換が行われ,3時間にわたるシンポジウムは幕を閉じました。

今回主催した図書館情報メディア系をはじめとする各組織は,これからもオープンサイエンスに対する社会の動向を見据えながら,イノベーション創出の源となる知の基盤の強化に向けて,大学に求められる役割を果たしていきたいと考えています。引き続きご支援とご協力をよろしくお願いします。