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"ノーベル賞受賞者2名と若手が語り合う" 筑波会議2日目
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つくば国際会議場で行われている「筑波会議2023」。2日目の9月27日は、注目の全体セッション「ノーベル賞受賞者との対話」が開催されました。
対話という名の通り、会場に集まった若手研究者などからの質問に対し、ノーベル賞受賞者2名とパネリストらが率直な回答を寄せました。
出席されたノーベル賞受賞者は2名です。
Prof. Klaus von Klitzing(ドイツ)氏は、整数量子ホール効果を実験的に発見した功績によって、1985年にノーベル物理学賞を受賞されています。MPI個体物理学研究所に在籍しています。Prof. Ada Yonath(イスラエル)氏は、リボソームの構造の研究により、2009年にノーベル化学賞を共同受賞しました。現在、Weizmann科学研究所に在籍しています。
若手の研究者からは、21世紀に生きる者の責務として、社会と科学がコミュニケーションすること、多様性や包括性(インクルージョン)の重要性、そして?持続可能な社会のために何をすべきかが問われていることなどが挙げられました。
それに対し、受賞者は、「積み重ねた知識や他の研究者とのネットワークなど、研究者の持つリソースを生かして、社会に役立つ研究に取り組むことも重要。ただ、まずは自分が好きなことを追求していく情熱が大切だ」とエールを送りました。
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