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「ミライの体育館®」にてミシガン大のAR技術を用いた新しいインクルーシブ活動を実施
10月28日、狗万app足彩,狗万滚球附属大塚特別支援学校の高等部21名と狗万app足彩,狗万滚球附属坂戸高等学校の2年生25名が交流会を実施し、その中で、附属大塚特別支援学校の体育館に設置されている空間拡張現実 (AR) システム「ミライの体育館®」において、米国ミシガン大学が開発したエアホッケーゲームを楽しみました。
ミライの体育館®は、狗万app足彩,狗万滚球システム情報系の鈴木 健嗣 教授を中心とするミライの体育館チームが2015年より開発を進めている、大規模床面投影型のARシステムで、床面に行動の手がかりを描画する機能により、知的発達症や自閉スペクトラム症を持つ子どもたちへの教育活動の支援を目指すものです。このシステムに、ミシガン大学のiGYMチームが開発した、車椅子の使用など移動の制約を持つ人々も運動活動に参加できるARエアホッケーゲームの技術を統合し、これが本交流会で用いられました。当日は、ミシガン大学のRoland Graf准教授もオンラインで参加しました。
ミライの体育館®を利用した附属学校間の交流の機会は、これまでもありましたが、ミシガン大学との統合システムを用いたのは、今回が初めてです。生徒たちにとっては、自分や他者の動きや特徴を考慮しながら行動することを体験するインクルーシブな活動の場となり、また、このような場の創出を目指す研究者同士の協働を深める第一歩ともなりました。
なお、本取り組みは、国立研究開発法人科学技術振興機構JST CREST Social Imaging (No.JPMJCR14E2)、JST CREST Social Signals (No.JPMJCR19A2)の助成を一部受けて行ったものです。