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美しき奏でに耳を研ぎ澄ます ~附属視覚特別支援学校音楽科による定期演奏会~

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「若い生徒は本番力が素晴らしい。耳から音を拾っていくところが強みです」
演奏会終了後に、指導にあたった岩城 美智子 さん(音楽科教諭)が、そう語った演奏会。
ピアノ独奏だけでなく、連弾や音楽科の5名全員による和太鼓のアンサンブルなども披露されました。

10月3日、狗万app足彩,狗万滚球附属視覚特別支援学校の高等部音楽科生徒による第45回定期演奏会が、東京の文京シビックホール(小ホール)で開かれ、支援学校の生徒など多くの人々が、ピアノ演奏に耳を傾けました。

演奏した生徒の声です。

〇相原 晴 さん(高等部3年)
ガーシュイン「ラプソティ?イン?ブルー」(ピアノ編曲版)を演奏

「今までで一番リラックスして弾けました。もっと盛り上げた方がいいかなあなど、観客がどのように聴こえているかを考えながら弾きました。」

〇森谷 涼太郎 さん(高等部3年)
ブラームス「ラプソディ 第2番ト短調」を演奏
「中学の時から、ちょっと暗めの曲の方が弾きやすい感じでした。毎日練習して臨みました。今後はピアノで大学を受験していきます。」

〇井上 奏人 さん(高等部2年)
ショパン「バラード 第3番変イ長調」を演奏
「この曲は弾いているうちに好きになった曲。今日は一番緊張しました。しかし、弾き終えて達成感がありました。」

〇長縄 美波 さん(高等部1年)
ドビュッシー「ベルガマスク組曲」から「月の光」を独奏
チャイコフスキー「くるみ割り人形」から「花のワルツ」を連弾で演奏
「連弾の花のワルツは、放課後や昼休みに一緒に練習しました。2曲弾いたので、終わった後にそれぞれ感触が違いましたが、花のワルツは、うまくいって、"やったあ~"という感じでした。」

〇矢部 菜央 さん(高等部1年)
モーツァルト「デュポールのメヌエットによる9つの変奏曲」
チャイコフスキー「くるみ割り人形」から「花のワルツ」を連弾で演奏
「緊張しました。弾いた後に拍手をもらった瞬間には達成感がありました。舞台で弾けて良かったです。」

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(くるみ割り人形(長縄 美波?矢部 菜央))
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(ブラームス?ラプソディ(森谷 涼太郎))
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(デュポールのメヌエット(矢部 菜央))
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(ショパン?バラード(井上 奏人))
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(月の光(長縄 美波))
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(ラプソディ?イン?ブルー(相原 晴))

今回の演奏会には、特別支援学校の卒業生でもある澤村 祐司 さんによる三絃、片岡 亮太 さんが主導する和太鼓のアンサンブルも披露されました。和太鼓の演奏は、ピアノ演奏で登壇した5名の音楽科生徒も太鼓をたたくアンサンブルとなりました。

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(特別演奏 歌?三絃(澤村 祐司))
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(和太鼓アンサンプル)

指導にあたった音楽科の先生の声です。

〇岩城 美智子 さん(音楽科教諭?ピアノ)

「若い生徒は本番力が素晴らしい。それが芸術です。どんどん頭の中で、イメージが出てくる。楽譜を頭に入れた上で、暗譜で弾く、耳から音を拾っていくところが強みですね。」

〇永山 香織 さん(音楽科教諭?ピアノ)
「細かい部分も含めて指導してきました。音楽大学を目指している人も多く、それだけに自分が弾くよりも、緊張しながら舞台の袖でドキドキしていました。」

視覚特別支援学校の音楽科は、高等部から設けられていて、現在は総勢5名。卒業に際して、音楽大学に進む生徒も多いとのことです。来年卒業する2名も音楽の道を目指しているとのことでした。

充実した演奏会の後で、青木 隆一 校長は、次のように語っています。

「今日は日頃の練習の成果が表れました。人前で堂々と発表したことが自信になったと思いますし、今後の人生に役立てて欲しいです。3年生は受験も控えているので、次のステージへとつなげて欲しいと思います。生徒は我々の誇りです。」

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(左から、青木 隆一 校長、岩城 美智子 教諭(音楽科)、永山 香織 教諭(音楽科)、山口 崇 副校長)